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能の見方・お客様の声
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  こちらでは、「能かぁ・・・興味はあるよ。一度は観にいってみたいよね。だって日本人だもん。でもなぁ・・・」 そんな考えをお持ちの方へ能の見方をFAQ形式で掲載しております。
また、お客様より頂きましたメールの中から参考となるご意見を掲載、皆様からの投稿をお待ちしております。
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 能の見方 FAQ
「でも・・・。」 何でしょうか。気難しく構えなくてもよろしいのですよ。
興味がおありでしたら是非いらしてください。
きっと満足されることでしょう。思い出にもなります。
逆に「観てなかったら後悔した」気持ちになることでしょう。
「何にも知らないんだよね。」 ご心配ありません。知識武装して観るより、まずあなたの感性で観ていただきたいのです。また、現代日本語でわかりやすくあらすじが書かれたパンフレットをご用意しています。
「初心者にはどれがおすすめなの?」 能・狂言を問わず、初心者向け・上級者向けを区分けしている訳ではありません。が、しいて申し上げれば、演劇性のウェイトが高いかつ著名な史実や物語を題材にした番組から入ると良いかとおもいます。
「正装して行かないとマズい?」 大丈夫です。スニーカーもGパンもポロシャツもOKです。
但し、過剰なパンク・ヘヴィメタルファッション、サンダル履、短パン等はご遠慮願います。
「拍手はするの?」 素直なご自身のお気持ちを表していただければよろしいかと思います。舞台の余韻を楽しむため、あえて拍手をなさらないお客様もいらっしゃいます。
「他流との違いを一言で!」 そうですね。他流との大きな違いはありませんが、
宝生流は重厚な芸風とよく言われます。
「観たけど、今イチなんて事はないの?」 能や狂言も、番組により色々な感性の波長の違いがございます。1度目で素晴らしい出逢いとなるとはかぎりません。ぜひ投稿箱などをご活用の上何度でもチャレンジしてください。素晴らしい出逢いが必ずあなたを待っていることでしょう。

 お客様の声

平成15年6月28日
勝岡竹雄様よりのご質問です。
羽衣の場合、羽衣を返して欲しいと漁師に懇願するとき、「さりとては返し”たび給え”」とありますが「たび」とはどのような意味があるのかお教え下さい。人間の御遊の舞の時の衣を返して欲しいとの要請の時には「たび」の文言がなく、素謡のおりに迷います。
「たび」の意味が納得できれば迷いもなくなると思うのですが。ご返事をお待ち申します。

  宝生能楽堂より
  ご質問の「たび給へ」は「賜び給へ」で、古語の賜・給はどちらも授ける、與えるなどの意です。
賜ばふ、賜はる、賜び、賜ぶ、給ばふ、給へ、給はれ
など多く使われます。
「羽衣」の場合、「賜び給へ」は下手に懇願する天人の敬語ですが、漁師白龍が羽衣を返さないので「さりとては返し給へ」というつよい調子になるのでしょう。
用例 「なう物賜へなう」(卒都婆小町)
    「常世はこれを賜りて」(鉢木)
    「せめては向かいの岸になりとも。情にのせてたび給へ」(俊寛)
    「巴泣く泣く賜りて」(巴)
以上お答えは藤城継夫氏です。




平成13年1月
ユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作宣言」について
能が世界遺産に登録(?)されると聞いたのですが、本当でしょうか?
能と狂言ですか?
いつ頃、登録されるのですか?
・・・登録されると、どうなるのでしょう?

  宝生能楽堂より
  文化庁の文化財保護審議会が平成12年11月17日にユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」に能楽(能と狂言)を推奨しました。
これは「無形文化財の世界遺産」ともいえるもので、平成13年5月に第一回の「傑作」が宣言されます。
無形文化遺産に国際的な栄誉を与えるために、1997年のユネスコ総会で創立が決まり、民衆の伝統的な文化表現を対象として模倣や口承で伝えられる言語、文学、音楽、舞踊、遊戯、神話、儀式、慣習、手工芸建築などの技芸が選ばれることになります。
188の国が二年ごとに一件ずつ推薦した傑作の中から、ユネスコの委員が傑作を選び、決定すればユネスコから資金援助が受けられます。
文化庁では今回の能楽に次いで人形浄瑠璃と歌舞伎をリストに盛り込む予定と言われております。




平成12年11月
初心者のための謡曲・仕舞教室についてのご質問
謡曲,仕舞の教室は何月に開講して何月に卒業するという区切りがありますか?また見学などは可能ですか?お教えいただければ幸いです。

  宝生能楽堂より
  ご投稿頂きまことに有り難うございました。


謡曲・仕舞教室についてお答えいたします。
開講は1月ですが、例年9月頃までは新しい生徒さんが追々入っていらっしゃいます。
卒業は2年後の12月です(遅れて入った生徒さんもご一緒です)。
12月には2年目の生徒さんの卒業式と、1年目の生徒さんの終了式があり、
又、そのあと引き続き発表会がございます。 
今年は12月17日(日)17:00から卒業式、終了式を行います。
ごらんにな られたらいかがでしょうか。
もちろんお稽古を見学していただくことも可能です。


授業日時    月3回 木曜日(但し8月休講)
          仕舞 午後4時〜6時
          謡曲 午後6時〜7時30分
入学金      3,000円   
授業料      謡曲または仕舞(1ヶ月)各6,000円
          (別途教材実費等申し受けます。)
           謡曲仕舞共11,000円


お申し込みはメールでも結構です。
申し込み時には入学金と3ヶ月分のお月謝を申し受けますが、いらしたときにご持参いただければ結構です。


来年1月の予定は
1月11日(木) 説明会のみでお稽古はございませんが、
          このときにお稽古に必要なもの等のご説明を致します。
1月18日(木) お稽古
1月25日(木) お稽古


別途ご案内を送付いたします。宜しくお願いいたします。


以上/宝生会事務局




平成12年10月13日
山本敏之様より頂いたメッセージです。
こんにちわ、宝生能楽堂へはよく行きます。私はいろいろな流儀の能を観ます。宝生では、乾ノ助さん中心ですが。ところで、前から知りたいとおもっていたことがあります。宝生流では、三老女物が、ずっとでてませんね。古参の方はかなりいるようですが・・・
質問は、宝生流の名寄には桧垣(能は勤めず)となっているのは何故なのでしょうか。能役者の誰もが舞ってみたいと思うこの名作が外れているのは不思議におもいます。謂れがあるならば教えてください。もうひとつ明治の九郎知栄さん以前、以降でも桧垣を舞った方いるのでしょうか。

  宝生能楽堂より
  「姨捨」は全く上演されないのではなく宝生九郎(十七代)・近藤乾三・宝生英雄(十八代)氏らが、昭和三十年代以降に舞っており、平成十三年の秋の別会では今井泰男氏が舞われる予定と聞いております。
「関寺小町」は明治三十六年秋の別会で宝生九郎(十六代)が舞って以来その後はでておりません。昭和三十年代に宝生九郎(十七代)が復活上演すべく準備いたしましたが、健康上の都合で不能となりました。(但し、番囃子のレコードは残されています)
「檜垣」は江戸期の宝生太夫友于(十五代)の演能記録を見ても屡々上演されておりますが、明治になって「当時相勤不申」として素謡いのみは謡本に残りました。能を勤めないという決まりは家元の意向によるものですから理由は忖度できません。
いずれにしろ、「三老女」の演能については宝生流なりの主張があるのでしょう。但し、型付は存在するので永久に上演不能ということはないと思われますが、現状としては以上の通りです。(藤城継夫)




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