公益社団法人宝生会は、能楽シテ方宝生流の公式団体です。
社団法人として公式に発足したのは明治45年(1912年)。
さらにその歴史をひも解けば、前身団体は明治18年頃より活動を開始しています。
ゆうに125年を超える長きにわたり、流儀の中心団体として活動し、伝統的な技芸ならびに根本精神の継承に努め、
能楽界の発展と日本の文化活動への貢献を図ってきました。
また多様な公演を主催するなど、能楽ファンから一般の方々まで
幅広く能を楽しんでいただく機会を設けつつ、能楽の普及活動に取り組んでまいりました。
2012年には社団法人化100周年を迎えた宝生会は、11月1日より公益社団法人となり、新たな歴史に踏み出しています。

そして今、日本文化の粋をなす能楽の伝統をしっかりと受け継ぎ、
未来に生きる能楽、宝生流へ向けて、流儀関係者一同、心を尽くして日々の活動に取り組んでおります。